2008年06月02日

ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜 第9話

いくらコンビニの売上が頭打ちとは言ってもさ、自社ブランドとはいえロールケーキを前面に押し出すのは間違ってるぞセブンイレブン。書きたいことがありすぎてかえって書けなかった。

カリィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!

まずはそれに尽きる。ウトゥとのコンビ、大好きだったのに・・・。

※注意:以降ネタバレを含みます。

一本道が崩落してパーティが離散、後に終結という中で、各人の過去、ドルアーガの塔に登頂する目的を短時間の間に鮮やかに彫り下げていた。そんな中でニーバ・カーヤ組が非常に含みのあるやりとりをしていたが、ジルでなくニーバに本音を吐露しているあたり(ニーバが登頂した先を既に経験している風であるにせよ)、カーヤはジルを本当は信頼してないのだろうか。前回で仮病使ってアイテムを取って来させたり、明らかに利用してやろうという腹なのは解るが。何より、初心者の筈なのにやけに塔の事情に詳しいのが謎だ。

そしてカリー・ウトゥ・クーパ組。クーパが木に引っ掛かっている絵がいいw 二人もクーパを当初はチビ扱いだが、食事を通して和気藹々といったムードに。しかし・・・これが本来の闘いの非情というものか。散り散りになっていたときにパズズに出くわしてしまったのが最悪だったと言わざるを得ない。ウトゥの落胆ぶり、そして子供のクーパを心配させまいと気遣うセリフが、心に突き刺さる。

また、序盤より度々登場していた脇役パーティも、今回の階層特有の鏡像、自分達の偽者によって無情にも全滅してしまう。淡々とした描写がむしろ悲劇的である。

ジル・ファティナ組も、ジルがファティナが一見自由奔放に振り回すような描写だが、ジルの愚直とも言える真面目さ、ファティナの軽さ、いずれにしてもそうなるに至る、腹に一つ抱える物がある。ファティナは直接的な描写は無いが、そう思う。

カーヤの迷い。ジルの偽者は恐らくサキュバスの見せた幻なのだろうが、鏡像を先に見せる事で、カーヤの迷いを巧みに演出している。鏡像は鏡のごとく本人と逆。ならばジルに寄せる自分の信頼は、果たして本心からの物なのか?と。

ラストでファティナが、仲間の喪失に対して見せた悲痛な表情があまりにも印象的だ。ニーバが経験豊富で、仲間の死(死って言っちゃったけど)もあらかじめ織り込み済、といった態度である事で、彼女の表情に「自分の<闘いに対する認識の>甘さを痛感してしまい苦しむ」といったニュアンスをも含んでおり、そこに声優の堀江さんの演技も加わって、非常に深みのある引きになっている。あの堀江さんの演技は、ここ数年のスパンで見ても屈指の名演だったと思う。

今回のやりとりに限らず、これまでのギャグ描写は個々の人物像を際立たせるため、また今回のシリアスな場面での落差をつけるために、必要なプロセスだったのではないかと思う。ふと5話の、動物化したニーバのしっぽに夢中なカリーとウトゥを思い出して泣けるもん・・・。シリアスなファンタジーで無いとお嘆きの方々にも、今回の話は自信を持って薦められると思う。ただしそれ相応の覚悟はいる。現実は残酷だ。

にしてもやっぱりジルのパーティよりニーバのパーティの方が全体的に華がある。それも終盤の事を考えてかな?

  ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜9話<6/7(土)正午まで


posted by ゼンマイ at 01:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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